江戸幕府を開いた徳川家康を祀る日光と、
幕府を守り最後まで戦った会津。
江戸時代、この2つの土地をつないでいたのは
会津西街道という古くからの街道でした。
そこでは長く険しい山道を行き交う旅人たちを
街道に点在する宿場町の人々が
温かくいたわり様々にもてなしていました。
厳しい自然や歴史の逆境の中でも、
我慢強く、しなやかにやさしく生き、
旅人をもてなし続けた会津の人たちの心「会津ごころ」。
それは今もなお会津の味や工芸、風景や祭などに
長い時を超えていきいきと継承されています。
あまりにも多すぎる情報を日々追いかけ、
忙しい現代を生きる私たちを、
「焦らずゆっくりでいいよ」と
温かくもてなしてくれる「会津ごころ」とたくさん出会って、
ゆっくり、のんびり、満たされる。
さあ、あなたがまだ知らない旅へ出かけましょう。
日光から今市、鬼怒川、そして南会津を経て会津若松へと続く道筋は、
江戸時代には参勤交代や物資の往来を支える重要なルートでした。
街道沿いには宿場町や史跡が点在し、
山々に抱かれた渓谷や清流とともに、当時の面影を色濃く残します。
今でもこの道を辿れば、歴史と人の温もりが重なり合う
会津の原風景に出会うことができます。
